櫻井ジャーナルほか: 時事情勢/26.3.25 〜イラン情勢 イラン戦争にロシアと中国が深く関わっています。 2026/03/19 09:260 明日の3/20(金)〜3/22(日)まで家を留守にしますので、今夜のうちに明日の分をUPさせていただきます。次のブログ更新は3/23(月)とさせていただきます。 @の記事の通り、イラン戦争で中東の石油やガス関連施設が次々に破壊されていますが、日本を含め中東から石油やガスを大量に輸入している国々は、今後、中東以外から輸入が可能なのでしょうか? 石油からはガソリンだけでなく様々なモノが作られますから、ホルムズ海峡の封鎖と中東の石油施設が破壊されることで世界はあらゆる種類のモノが不足するでしょう。 日本はそろそろ、自前でエネルギー開発を急ぐ必要があるのではないでしょうか?本当は日本でも石油やガスは産出できるのではないでしょうか?石油価格高騰で肥料価格も高騰し農業生産が心配です。 イラン戦争で既に中東の複数の石油、ガス関連施設が破壊されています。世界中を混乱させるために意図的にやっているのでしょうか? そしてAの記事の通り、やはり、中国とロシアはイラン戦争で密かにイランを助けているようです。 ロシアはウクライナ戦争で敗北しそうでしたが、イラン戦争で石油価格が高騰し、石油を特定国に輸出しているロシアの財政を潤す可能性もあります。そうするとウクライナ戦争で息を吹き返すのでしょうか。残念ながらウクライナは勝利寸前でしたが、親露のハンガリーが邪魔をしてEUから支援金が中々提供されず、資金不足になりつつあるようです。 トランプはイラン戦争を始めることでロシアを経済的に元気づけたのでしょうか?と考えてしまいます。イラン戦争にはロシアも中国も関与しており、両国はイランの現政権に何としても生き延びてもらいたいようです。イランの現独裁政権と親密な関係を維持してきたのが中国とロシアですから、彼らの最終目的は同じです。それでもトランプはプーチンを非難しないのですから。。。 結局、共産主義独裁大国(ロシアと中国)とイスラム主義独裁大国は深く繋がっていますから、戦争でもお互いに助け合います。 ウクライナ戦争を長引かせているのもロシア(プーチン)であり、中国であり、北朝鮮であり、ロシアを擁護するトランプです。ウクライナ戦争では中国と北朝鮮はロシア軍に積極的に自国の兵士を提供しました。 イラン戦争を長引かせるのもロシアであり中国であり、トランプはまずはロシアと中国の関与を阻止すべきと思いますが。。。しかしトランプはロシアの制裁解除を考えています。結局、世界がここまで混乱している大元は共産主義とイスラム主義、そして宗教対立。そしてイランを擁護しているロシアを擁護している米国もおかしいです。とにかくイランを支援しているロシアと中国を何とかしないとイラン戦争もウクライナ戦争も終わらないのではないでしょうか。 @ この戦争はエネルギー戦争です。 It’s An Energy War Now! Oil And Gas Infrastructure All Over The Middle East Is Being Targeted And This Will Have Devastating Consequences (一部のみ) 今、エネルギー戦争が起きています。 中東全域の石油・ガスのインフラが標的となっており、今後、壊滅的な結果をもたらすでしょう。 イラン戦争が始まる前、世界には石油とガスが十分すぎるほどあり、その結果、石油とガスはかなり安価でした。しかし、我々は、今や全くそうではない時代に移行しました。現在、この戦争の両サイドが石油とガスのインフラを攻撃しているため、壊滅的な結果が生じるでしょう。 たとえ明日戦争が終わり、ホルムズ海峡が即座に再開されたとしても、すぐに戦争直前の状態に戻ることはないでしょう。ダメージを受けた石油やガス関連施設の修復には数か月間かかる可能性があります。完全に破壊された石油やガス関連施設の再建には何年もかかる可能性があります。 これが意味することは、石油やガスの価格が長期間高水準のままであり、生活様式全体が安価なエネルギーに依存している我々にとっては本当に悪いニュースです。 <ロシアと中国は殆どの人が思っている以上にイラン戦争に深く関わっています。> Russia And China Are More Involved In The War In Iran Than Most People Realize (一部) 3月19日付け ロシアと中国は、殆どの人が思っている以上にイラン戦争に深く関与しています。どうやらイランは密かにロシアと中国からかなり強力な支援を受けているようです。中国はイランのためにドローンを大量生産しており、米軍とイスラエル軍の攻撃に破壊されたイランの地下壕に潜伏していた数百人もの中国軍関係者や技術者が「死亡またはゆっくりと窒息している。」と言われています。 一方、ウォール・ストリート・ジャーナルは、ロシアがイランと技術を共有し、ドローンやミサイル攻撃の標的情報を提供していると報じています。ロシアと中国は、殆どの人が思っている以上にイラン戦争に関与しているようであり、このことは我々全員を深く憂慮させます。 これから、非常に驚くべき最新情報を皆さんに共有したいと思います。 独立系ジャーナリストのジェニファー・ゼン氏は、今でも最高レベルのアクセス権限を持っている元中国高官からある情報を入手しました。元高官によると、イランが米国とイスラエルを打ち負かすのを助けるために中国がイランに派遣した数百人もの軍関係者や技術者が「現在、通信が途絶えた地下壕に閉じ込められている。」とのことです。 中国共産党政権内部からの最新情報によると、これまで知られていた以上の大規模災害が発生しています。:中国の世界最大手ドローン・メーカーのDJIから派遣された少なくとも7人の技術者が米国とイスラエルの空爆で死亡し、300人から400人もの中国の軍関係者や技術者が、今、通信が途絶えた地下壕に閉じ込められています。彼らの多くが死亡或いはゆっくりと窒息している恐れがあります。 言うまでもなく、中国共産党政府はこのことを公式に確認・発表する気はありません。 ジェニファー・ゼン氏は長年にわたり中国国内で起きていることを正確に報道してきましたから、私は彼女を信頼できる情報源と考えています。 もちろん、中国がイランを支援している件について伝えているのは彼女だけではありません。The Sun(英タブロイド紙)は、中国の工場でイランの自爆ドローンが大量生産されていると思われる衝撃的な映像に関する記事を掲載しました。自爆型ドローンのシャヘドの生産ラインを映したと思われる映像が公開された後、中国はイランのために自爆型ドローンの大群編隊を造っていると非難されています。北京の国内TikTok「Douyin」にその工場の映像が投稿され、工場内でドローンが組み立てられている様子が映し出されていました。他の映像には、テヘランの殺傷ドローンのシャヘドに似たドローンが出荷を待って大量に倉庫に並んで置かれている様子が映っています。中国はこれについて説明すべきと思います。 一方、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ロシアは「テヘランが中東地域の米軍基地を攻撃するのを助けるために衛星画像や改良されたドローン技術を提供している。」とのことです。ロシアは、米国とイスラエルの軍事力と戦っている中東で最も緊密なパートナー(イラン)を守り続け、軍事的・経済的にロシアに有利な戦争を長引かせようとしています。 これが事実なら、我々(米国)がウクライナ戦争の当事国であるようにロシアはイラン戦争の当事国だということです。 ロシアがイランに共有している技術のお陰でイランはドローンのナビゲーションや照準を改善できました。紛れもなく、イランのドローンはこれまでよりも効果を発揮しています。ロシアはこれによりどれほどの信用を得るのでしょうか。さらに、ロシアは直接イランに衛星画像を提供しており、これによりイランは中東全域の標的を非常に高い制度で攻撃できるようになりました。アナリストらによれば、ロシアの支援は、近年、米国や欧州の同盟国がウクライナに提供してきた情報と似ています。湾岸地域では、モスクワの支援によってイランは中東における米国のレーダーシステムを攻撃できたと考えられます。これらの攻撃には、ヨルダンの弾道ミサイル迎撃システム(THAAD)の早期警報用レーダーや、バーレーン、クウェート、オマーンの他の標的も含まれています。 どうやら、我々(米国)は、西側諸国の殆どの人が想像しうる範囲を超えて、ロシアと中国との戦争にはるかに近づいているようです。 しかし、西側諸国の殆どの人は、依然として全てがどうにかうまくいくと考えています。 ロシアと中国にとって、イランは非常に親密な同盟国であり、ロシアと中国は共にイランの現政権が生き残ることを強く望んでいます。 しかし、日々、イランのリーダーらが次々と殺害されており、イランでは「無秩序感が広がり始めている。」と言われています。 イランの現政権は確かに弱体化していますが、まだ終わっていません。 実際に、たった今、現政権が発射したミサイルは世界最大の天然ガス施設を直撃しました。 我々が目にしているものは、全く前例のないものです。 カタールにある天然ガス施設は世界の天然ガスの約20%を生産しています。 もしこれが閉鎖されれば、即、世界は天然ガス不足に陥ります。 サウジアラビアでは、首都リヤドがイランのミサイル攻撃を受けた後、「明るいオレンジ色の火球が空を照らした。」と言われています。 サウジアラビアは世界の確認石油埋蔵量の17%を所有しており、戦争開始前には1日あたり約1,000万バレルの石油を生産していました。 これは何十年も前から警告されてきた悪夢のシナリオです。 今、それが起きています。 この戦争がすぐに終わる兆しはなく、これまでに我々が経験したことは氷山の一角に過ぎません。 残念ながら、西側諸国の殆どの人は、本当に何が起きているのか全く気づいておらず、まるで楽しい時間が永遠に続くかのように楽しくやっています。
メル・ギブソン,第三次世界大戦前にネタニヤフがアルゼンチンを「大イスラエル」に変えようとしている証拠を暴露 WEF 2026/01/1609:38 0 0 ◆ The People's Voice:Mel Gibson Leaks Proof Netanyahu Is Turning Argentina Into ‘Greater Israel’ Before WW3 Fact checked by The People's Voice Community January 14, 2026 Baxter Dmitryより転載します。 *** Deepl(無料)で翻訳します。 *** 無リンクなので,必要な方は元記事からどうぞ↓ https://thepeoplesvoice.tv/mel-gibson-leaks-proof-netanyahu-is-turning-argentina-into-greater-israel-before-ww3/ ピープルズ・ ボイス:メル・ギブソン,第三次世界大戦前にネタニヤフがアルゼンチンを「大イスラエル」に変えようとしている証拠を暴露 2026年1月14日 バクスター・ドミトリー記 Hollywood star Mel Gibson has told staff and associates that Benjamin Netanyahu is the antichrist and he will be the future ruler of a one world government ushered in by the New World Order. Hollywood star Mel Gibson has told staff and associates that Benjamin Netanyahu is the antichrist and he will be the future ruler of a one world government ushered in by the New World Order. ハリウッドスターのメル・ギブソン氏は,スタッフや関係者に,ベンジャミン・ネタニヤフが反キリストであり,新世界秩序によってもたらされる世界統一政府の将来の支配者になると語った。 https://rumble.com/embed/v725cq6/?pub=4 ✔ メル・ギブソン,第三次世界大戦前にネタニヤフがアルゼンチンを「大イスラエル」に変えようとしている証拠を暴露 ギブソン氏によれば,世界のエリート層は悪の計画を世界舞台で推進するために過熱状態にあり,人類を彼らのルシフェリアン的マスタープランの次段階へ準備させている。 検察側の主張:シオニストは,第三次世界大戦を引き起こす前にパタゴニアを掌握し南半球における大イスラエルへと変貌させる陰謀の一環として,イスラエル国防軍(IDF)の手榴弾を用いてアルゼンチンを焼き尽くす現場を現行犯で捕らえられた。 メディアが南米におけるイスラエルの放火事件を隠蔽しているという事実は,私たちが生きているこの時代について知るべきすべてを物語っている。悪魔的な計画がこれほど露骨になったことはなく,ギブソン氏はこれが単なるゲームだと思っている者たちに警告を発している:事態は急速に,そして非常に狂った方向へ進むだろう。 ギブソン氏によれば,ベンジャミン・ネタニヤフはただ世界が燃え尽きるのを見たいだけだという。その炎が核の放射性降下物によるものか,米国と欧州を核の銃口で人質に取るイスラエルの「サムソン・オプション」によるものか,あるいはアルゼンチンとチリを今まさに焼き尽くしている山火事のような文字通りの炎によるものかは問わない。混乱こそが戦略だ。恐怖こそが梃子だ。そして炎は,単なる道具に過ぎない。 一週間前,ベンヤミン・ネタニヤフはホワイトハウスでアルゼンチンの地図を手に写っていた。その後,トランプ政権から400億ドルという巨額の救済資金を受け取ったばかりのアルゼンチンのシオニスト大統領ミレイは,政府に対し,二つの長年続いてきたアルゼンチンの法律を即時廃止するよう命じた。過去10日間で,アルゼンチン・チュブ州では5,500ヘクタール以上にわたる火災が発生した。調査当局によれば,2箇所の発火地点でガソリン缶が発見された。また地元住民からは,イスラエル国防軍(IDF)の手榴弾が発見されたことや,イスラエル人「観光客」が焚き火を始めたとの報告がある。そして,イスラエル人がアルゼンチンやチリで放火しているのが発見されたのは,今回が初めてではない。当局は犯人が誰なのか全く見当がつかないと主張しているが,現場で拘束されたイスラエル人については「反ユダヤ主義」を理由に捜査を拒否している。アルゼンチンとチリでは怒りが街頭へ溢れ出ている。数十万人が「イスラエル人を追い出せ,シオニズムを南米から追い出せ」と叫び,当局に捜査の徹底を求めている。彼らは反ユダヤ主義者ではない。二重基準や特定の国籍を持つ者への免罪符にうんざりしている人々なのだ。 アルゼンチンとチリで一体何が起きているのか?児童人身売買の調査で闇の核心に迫ったギブソン氏によれば,それは「アンディニア計画」と呼ばれ,何世紀も前から準備が進められてきた。そして今,シオニストたちが引き金を引こうとしている−−第三次世界大戦と北半球における核の惨禍を引き起こす前に。ギブソンの人身売買対策チームからのニュースをお届けします。スポンサーからの重要なお知らせの直後です。 メル・ギブソンの人身売買対策チームは,ロサンゼルス地下のトンネルから数百人の子供たちを救出しました。ギブソン氏はまた,腐敗した利益のために放火犯にLAを焼き尽くすことを許したエリート層を糾弾。アルゼンチンが炎上する今,彼は世界に向けてメッセージを発信します:シオニストを調査せよ。これは禁断の知識であり,グローバリスト政府によって英国で公式に禁止されています。この件に言及する勇気のあるメディア組織には,罰金が科せられます。しかしそれは歴史的事実である。不都合で政治的に正しくないとしても,否定できない事実だ。 さて,メル・ギブソン氏が告発する――特別調査班が突き止めたネタニヤフの計画とは,パタゴニアを掌握し,アルゼンチンを「大イスラエル」へと変貌させ,世界を第三次世界大戦の瀬戸際へ…そしてその先へと追い込むというものだ。それが荒唐無稽に聞こえるなら,それはあなたが彼らの行動に注意を払ってこなかったからにすぎません。プーチン氏の知的指導者であるアレクサンダー・ドゥーギン氏が説明しているように,シオニストたちは自分たちが神であると信じているのです。 現在,パタゴニアには,免責特権を行使して行動し,地元住民をパレスチナ人のように扱い,その土地から彼らを根絶するまで残虐な行為を行う準備をしているイスラエル兵が溢れています。 イスラエルが最も強力に武器として活用しているもののひとつは,今,あなたのノートパソコンや携帯電話にインストールされている VPN です。 ネタニヤフ政権下,イスラエルは ExpressVPN,CyberGhost,Nord,Private Internet Access など,最も人気のある VPN のほとんどを買収しました。 その経営陣は?イスラエル軍情報部のベテランたちで占められています。まさに,イスラエルで最も強力な監視ツールを構築した者たちです。 ここで言うのは,ユニット8200(イスラエル版NSAの強化版)のベテランたちだ。さらにドゥブデヴァン部隊(イスラエルの精鋭潜入暗殺部隊)の面々も含まれる。 プライバシー保護のためにVPNに料金を支払っているなら,今すぐやめろ。彼らはあなたを守っていない。あなたを監視しているのだ。 視聴者とこの運動を大切に思うからこそ,私たちは初の信頼不要VPN「VP.net」を公開します。2025年に構築されたこのシステムは,たとえ監視しようとしても不可能です。連邦捜査局が押しかけても,手ぶらで帰ることになるでしょう。 セキュアエンクレーブ内に構築され,軍事レベルの暗号化を採用。データは一切保存しません。 本当にゼロです。ゼロ。ゼロ。まったくのゼロ。 詳細はVP.net/tpvでご確認ください。 そして最大の利点は,100%アメリカ資本であること。モサドのバックドアも,連邦捜査官によるDMの盗み見もありません。 今すぐVP.net/tpvで登録を。視聴者限定で月額わずか5.55ドルから。これでついにこう問う必要がなくなります: 「誰が私を監視しているのか?」 答えはこうだ:彼らは監視していた。だがVP.netなら−−もうそんなことはない。 『イスラエル第一主義』を拒絶せよ。あなたの電話に,アプリに,デバイスに潜むスパイを追い出せ。 手遅れになる前に,VP.net/tpvへアクセスし,支配権を取り戻せ。 Baxter Dmitry About Baxter Dmitry 7760 Articles Baxter Dmitry is a writer at The People's Voice. He covers politics, business and entertainment. Speaking truth to power since he learned to talk, Baxter has travelled in over 80 countries and won arguments in every single one. Live without fear.
William Engdahl: イラン-イラク-シリア・ガスパイプライン(2019)〜米軍中東撤退>>中露中東介入>> ・・トランプは中東を中国とロシアにわたしたのだろうか F. William Engdahl 20/01/19 07:55 意図した結果だと思います 意図せざる結果:トランプは中東を中国とロシアにわたしたのだろうか 2020年1月14日 F. William Engdahl New Eastern Outlook マスコミに載らない海外記事 2020年1月18日 (土) http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-fe5427.html イラク,そして中東じゅうでの,ここ数カ月の一連の行動により,ワシントンは,中国と,ある程度ロシアにも向かい,アメリカ合州国から離れる,戦略上の変更を強いた。もし出来事が現在の方向で続けば,それを阻止すべくワシントンがシリアでアサド不安定化を支持した主な原因である,計画されていたイラン-イラク-シリア・ガス・パイプラインが,ワシントンが完全な焦土作戦政治を始めないかぎり,今地域で実現する可能性がある。これは意図せざる結果とも呼べるものだ。 自然が真空をひどく嫌うとすれば,地政学もそうだ。数カ月前(2019年秋),トランプ大統領が,アメリカ部隊をシリアと中東から引き上げる計画を発表した時,ロシアと,特に中国は静かに地域の重要な国々との接触を強化し始めた。イラクの石油開発や他のインフラ計画への中国関与は大きいが,際立ってイラク領土の約3分の1をISISが占領したことで大幅に混乱させられた。2019年9月,アンカラや,イスラエルや,サウジアラビアと共にワシントンが重要な隠れた役割を演じていた戦争,ISIS戦争よって破壊された主要インフラ・プロジェクト完成の代償をイラクが支払い,イラク石油収入の50%をアメリカ政府に与えるよう要求したが,丁寧な言い方をすれば法外な要求だ。 ■イラクの中国への方向転換 イラクは拒否し。その代わりにイラクのアデル・アブドゥルマフディー首相は,イラク再建における中国の関与を議論するため,55人の代表団の長として北京を訪問した。この訪問はワシントンに気付かれずには済まなかった。その前にさえ,イラクと中国の絆は重要だった。中国はイラク第一の貿易相手国で,イラクはサウジアラビアとロシアについで,中国石油の三番目の供給源だった。2019年4月,バグダッドで,中国外交部羅照輝副部長が,中国は,イラク再建に貢献する用意ができていると述べた。 アブドゥルマフディーにとって,北京訪問は大成功だった。彼はそれを両国関係の「飛躍的進歩」と呼んだ。訪問中に,8つの広範囲の覚書(MoU)と,与信契約の枠組みが署名され,中国の一帯一路構想(BRI)にイラクが加入する計画が発表された。イラク油田開発に加え,イラクのインフラ再建における中国の参加が含まれている。両国にとって,明らかに,中国が好んで言う「お互いに満足のいくもの」だ。 アブドゥルマフディー首相の北京訪問のわずか数日後,野党勢力がアブドゥルマフディー辞任を要求するイラク政府の汚職と経済政策に対する全国的抗議行動が起きた。慎重に暴力的な反発を煽る狙撃兵が,CIAが2014年2月のキエフのマイダンで,あるいは2011年にカイロでしたのと同じように,政府制圧の印象を与えるよう,抗議行動参加者に発砲するのをロイターは目撃している。 中国との交渉と,2019年10月のアブドゥルマフディー政府に対する自然発生的な抗議の時期がつながっているという有力な証拠がある。トランプ政権が,つながりだ。フェデリコ・ピエラッチーニの報告によれば「アブドゥルマフディーが議会で,アメリカがどのようにイラクを破壊し,今,石油収入の50%を約束しない限り,インフラと配電網プロジェクトの完成を拒否し,アブドゥルマフディーがそれを拒絶したという演説をした」。彼はアラビア語から翻訳されたアブドゥルマフディー演説の一部を引用している。「これが私が中国を訪問し,代わりに建設を行うよう,彼らと重要な協議に署名した理由だ。私の帰国後,トランプは私にこの協議を拒否するよう要求する電話してきた。私が拒否すると,彼は私の首相職を終わらせる巨大デモを解き放つと脅した。私に反対する巨大デモがその通り実現してから,再びトランプは電話してきて,もし私が要求に従わなければ,私に圧力をかけて従わせるため,高層ビル上の海兵隊狙撃兵が抗議行動参加者も警備員も標的に定めると脅した。私は再び拒否し,辞表を提出した。今日に至るまで,アメリカは我々が中国との取り引きを無効にすべきだと主張している。」 今,伝えられるところによれば,彼がアブドゥルマフディー経由で,サウジアラビアとの調停活動で,バグダッドに着陸直後,イランのガーセム・ソレイマーニー少将のアメリカによる暗殺は,あり得る第三次世界大戦の話のさなか,地域全体を政治的混乱に陥らせた。イラク内の米軍基地に対する,イランのソフトな「報復」ミサイル攻撃と,テヘランを離陸したウクライナ民間定期便を誤って撃墜したというテヘランによる驚くべき自認は,トランプとロウハニがことを落ち着かせるため裏ルートの秘密会談をしていたという報告の中,何が本当に起きているかについて多くの人々を困惑させている。 ■ 静かな「絹の」参入 一つ明確なことがある。北京は,2003年の占領戦争以来ワシントンが保持していたイラク政治の支配に,ロシアとともに取って代わる可能性を見ている。OilPrice.comは,アブドゥルマフディーの成功した北京訪問直後の,10月始めに,二国間で合意した20年の「インフラのための石油」合意の一部として,イラクが中国に100,000バレル/日(BPD)の原油を輸出し始めたと報じている。イラク石油省の情報源によれば,中国は石油とガス投資から始めて,中国企業と人員と,イラク労働者を使って,工場や鉄道を含むインフラを作って,イラクで影響力を構築するだろう。中国が建設する工場は,中国の同様な工場と統合するために,同じ組み立てラインや構造を使うだろう。 イランのエスハク・ジャハンギリ副大統領は,テヘランをトルクメニスタン,アフガニスタン国境近くの北東マシュハド市と結ぶ900キロの幹線鉄道を電化させるプロジェクトを実行するためイランは,中国との契約に署名したと発表した。ジャハンギリ副大統領は,テヘラン-コム-イスファハン高速列車路線を確立し,タブリーズを通って北西まで,これを拡張する計画があると付け加えた。OilPriceがこう指摘している。「石油やガスや石油化学製品に関係する主要地点の原点で,タブリーズ-アンカラ・ガス・パイプラインの起点であるタブリーズは(中国西部,新彊州の首都)烏魯木斉を,テヘランと,そして途上で,カザフスタン,キルギスタン,ウズベキスタンとトルクメニスタンを結び,更にトルコ経由で,ヨーロッパへ向かう2,300キロの新シルクロードの要所となるだろう。この計画が大きく進展を遂げ次第,中国は輸送リンクを,西のイラクへと拡張するだろう。」 さらに,イラク電力大臣ルアイ・アルハティーブによれば「長期的には,中国は戦略的パートナーとして我々の主要選択肢で,いくつかのインフラ計画資金供給のために,限定された量の石油に対する100億ドルの金融枠組みで始めたが,イラク石油生産の増大とともに中国の資金提供は増大する傾向がある」。つまり,中国が,より多くのイラク石油を採掘すればするほど,より多くのイラク・プロジェクトに資金供給が可能になるのだ。現在,イラクはガス・インフラが欠如しているため,発電用ガスをイランに依存している。中国はそれを変えると言っている。 さらに石油産業関係筋は,ロシアと中国が,イランがカタールと共有している巨大なペルシャ湾の南パース・ガス田から,イラン-イラク-シリア・ガス・パイプラインを再開する準備をしていると述べている。それ以前のカタールの代替ルート提案を拒絶して,イランとイラクとのパイプライン建設協定に署名した直後の2011年,シリアのバッシャール・アル・アサドに対し,アメリカが支援する代理戦争が始まった。トルコとサウジアラビアとカタールはアサドを倒す虚しい取り組みで,アルカイダのようなテロ集団や,後のISISに資金供給するため何十億もの秘密資金を注ぎこんだ。 一貫性がなく,予想不可能なアメリカ外交政策が,これまでのアメリカ同盟者を遠ざけるにつれ,イラクでの,中東全体での取り組みにおいて,中国は唯一の国ではない。トルコのエルドアンとともにリビアで停戦を仲介したロシアは,イラクに先進的なS-400トリウンフ防空システムを売ろうと申し出たが,数週間前には到底考えられなかったことだ。バグダッドでのソレイマーニーのアメリカによる恥知らずな暗殺後,イラク国会議員は,アメリカとイランを含め,全ての外国部隊の撤退を要求する決議をしており,ワシントンからの反発にもかかわらず,この時点で,バグダッドが申し出を受け入れることは想像可能だ。ここ数カ月,サウジアラビア,カタール,アルジェリア,モロッコとエジプト全てが,世界で最も効果的なものだと言われているロシアの防空システムを買うため,ロシアと話し合っている。トルコは既にそれを購入した。アメリカによるソレイマーニー暗殺前には,サウジアラビアや,UAEやイランやイラクで,アメリカが扇動したアラブの春以来,地域中で紛糾した高価な戦争の緊張を緩和するため,多数の裏ルートでの取り組みがあった。ロシアと中国は共に異なる方法で,地政学の緊張を変える上で重要な役割を演じている。現時点で,正直なパートナーとしてのワシントンに対する信頼性は,マイナスではないにせよ,事実上ゼロだ。ウクライナ定期航空便撃墜をイランが認めた後の一時的な静けさは,ワシントンが静かにすることを決して意味しない。トランプとエスパー国防長官はイラクのアメリカ軍撤退要求を反抗的に挑戦的に拒絶した。アメリカ大統領は,新たに起きたイランの反政府抗議行動に対する支持をTwitterにペルシャ語で投稿した。ワシントンが最近の中東における行動の意図しない結果に対処しようとする中,明らかに中東は実に酷い厄介な状況にある。 F. William Engdahlは戦略リスク・コンサルタント,講師。プリンストン大学の政治学位を持つ石油と地政学のベストセラー作家。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。 記事原文 Unintended Consequences: Did Trump Just Give the Middle East to China and Russia? 14.01.2020 Author: F. William Engdahl https://journal-neo.org/2020/01/14/unintended-consequences-did-trump-just-give-the-middle-east-to-china-and-russia/ ----------
川村康之『図解雑学クラウゼヴィッツの戦争論』 ------------おきらく軍事研究会,2017.2.3 『図解雑学クラウゼヴィッツの戦争論』(川村康之著)書評<「FSM」 『戦争論レクラム版』(カール・フォン・クラウゼヴィッツ著,芙蓉書房出版,2001/07) ■出勤電車の中で読んでます 恵比寿の友隣堂に平積みで入ってました.早速購入して,腕の筋肉の鍛錬も兼ねて,出勤電車の中で読んでますが,なかなかいいですね. 海の人的には,現代仮名遣いでの訳出は徳間版で読んでいたので,新鮮ではなかったのですが,今ひとつループしていたところとかが,きれいに刈り込まれて良い感じです. 内容的には,まだ1章をやっつけたところですので,全体としてはいえないのですが,今まで読んで理解していた(と思っている)篠田訳も,それほど大意として外しているようではないので,一安心(笑)しました. 少なくとも全訳という意味では,インデックス的な価値のあるものですし,今後も使えるようであればなぁ,と腹黒い企みを抱いていたので,ありがたや. なにしろ,警句とか寸評とかに都合のよい語句がたくさんあるんですよね,篠田訳って. そういえば,抄訳ということでどう処理するかなと興味津々だった,序文の防災組合(消防組合だったかな?)の「言痛い」話が,ばっさり「(略)」になっててわらっちゃいました. それにしても,クラウゼウィッツの慨嘆のように,純粋な金属塊は,いつになったら人類に与えられることですやら. -------------海の人:軍事板,2001/08/03(金) ■Q&A 【質問】 『戦争論』って何? 【回答】 プロイセンの将軍,カール・フォン・クラウゼヴィッツによって書かれた軍事書. ナポレオン戦争の経験から得られた教訓を元に,戦争という現象を体系化しようとした論述書といわれる. 内容については,毀誉褒貶が相半ばしている. しかし,プロの軍人に一番読まれている本だろう. よくも悪くも必読の本であり,軍人の常識の一部か. 軍事板,2001/02/16(金) 青文字:加筆改修部分 【質問】 Clausewitzの戦争論読んでいこうと思ってるんだけど,どこの出版がおすすめ? できるだけ原著に忠実なのがいいんだけど. 【回答】 クラウゼヴィッツの戦争論は,邦訳されたものでは岩波文庫版が比較的無難に訳しているようです. 原著初版本に近いのは扶桑書房のレクラム版ですが,抄訳です. クラウゼヴィッツの訳でどれがいいかという議論がよくあるけれど,断然,清水多吉訳(中公版)を推薦したいと思います. ドイツ語の原文で読んでも意味をとりにくいところも,きちんと文意を生かして訳しているし,訳文も流麗で読みやすい. 何よりパレット版のように勝手に解釈をしていないのは大きいと思う. 確かに最近議論されている論点については,訳文が対応していない点はあるけれど(「摩擦」→清水訳では「障害」),全体的に言って,岩波版や芙蓉版よりいいですよ. たとえばクラウゼヴィッツが, 「最高の将帥を内閣に入れて,内閣が軍事に関与出来る様にしなければならない」 と書いたのが初版(清水版)ですが,岩波が元にした後の版だと, 「軍事が内閣に関与出来る様にしなければならない」 と正反対.ちなみに中公の清水訳では,該当の部分は 「最高司令官を内閣の一員として,主要な評議や決議に参加させることである」 となっています.扶桑書房のレクラム版では, 「最高司令官を内閣の一員に加え・・・内閣は,彼の最も重要な決定に関与・・・」 です. Howard&Paretの"On War"では,注で初版と第2版の相違に触れつつ, ... to make the commander-in-chief a member of the cabinet, so that the cabinet can share in the major aspect of his activities. としています. ただしここの英訳は必ずしも正確とは言えない. ドイツ語(レクラム版,S.335)だと,以下の文章になる. 括弧のところはパレットの英語版の注釈では省略されているところ. so bleibt, (wo der Staatsmann und der Soldat nicht in einer Person vereinigt sind,) nur ein gutes Mittel uebrig, naemlich den obersten Feldherrn zum Mitglied des Kabinetts zu machen, damit dasselbe Teil an den Hauptmomenten seines Handelns nehme. 政治家と軍人とが同一人のうちに体現されていない限り,とるべき手段はただ一つしかない. すなわち,最高司令官を内閣の一員として,主要な評議や決議に参加させることである.(清水訳) 英訳版は,so that the cabinet can share in the major aspect of his activitiesだが,副文の主語を勝手に the cabinetとしているので,日本語訳をするときに誤訳が生じている. 清水訳は,ここの部分の主語をzum Mitglied des Kabinetts(内閣の一員→das Mitglied des Kabinetts=daselbe)でとっているので,原文を照らし合わせてみると清水訳の方が正しい. どうも芙蓉書房のレクラム版は,英訳の影響を受けすぎている気がする. 軍事板,2009/08/17(月)〜08/19(水) 青文字:加筆改修部分 なお,戦略論大系シリーズには,けっこうな分量の解説論文がついてます. ちなみに,レクラム版自体もクラウゼヴィッツ「戦争論」の抄訳です. 軍事板,2002/02/25 青文字:加筆改修部分 96 :名無し三等兵:2012/02/08(水) 00:25:24.02 ID:??? ドイツ語を学んで独語版を読むのが一番忠実だよ!だよ! 軍事板,2012/02/08(水) 青文字:加筆改修部分 【質問】 「戦争論」って岩波と中公,どっちのほうがいいんでしょうか? 【回答】 岩波の,今いち分からん表現のところを,徳間と芙蓉ので確認しながら読み進むというのが,海の人的には分かり易かったれす. 翻訳に難があったとしても,全訳という価値を考えると,やはり軸は岩波ですなぁ. (別に谷沢さん罵倒するところの,明治の衒学者のごとく,全訳を礼賛するわけじゃないけれど) 海の人●海の砒素:軍事板,2002/07/16 青文字:加筆改修部分 【質問】 戦争論の完全版って,どこの出版社から出ていますか? 【回答】 ドイツのレクラム社 日本では, ・日本クラウゼヴィッツ学会訳,「戦争論レクラム版」,芙蓉書房出版,省略あり ・篠田英雄訳,「戦争論」上中下,岩波書店 ・完訳だったら,中公文庫版 【質問】 これから『戦争論』を読もうと思うのですが,留意しておくべきことはありますか? 【回答】 経験者からのおせっかいをひとつ. まず,がんばって全部読みましょう. 一度で読めなくても,繰り返し, ちょっとずつでも消化して,全文読破をするべきだと思います. 戦史や当時の人物など,「知らない」「興味が湧かない」記述にぶつかったら,読むのをやめ,戦史を勉強しましょう. ビジネスマン向けの解説書や,抄訳にうかつに手を出さない方が賢明と思います. (その意味では,中公文庫版の解説もどうかと思います. そういえば,解説書いている是元信義って,「戦史の名言」(PHP文庫)も書いてましたね. 世界の艦船の書評に載っていたんで買ってみたんですが,「広く浅く」って感じでした) また,本書は研究書であり,ハウツー本ではないので,文中の「すべきである」といった記述を,術としてではなく理論として読むと,全体の思想を理解し易いかもしれません. ともあれ,かつてのクラウゼヴィッツの後輩や,後世の批判者などのような誤解をしないよう,じっくり読むことが重要かと思います. えらそうなことを書きまして,申し訳ありませんが,なにかのお役に立てば. 軍事板,2002/01/13 青文字:加筆改修部分 【質問】 『クラウゼヴィッツ「戦争論」入門』ってのが復刊するみたいだが,どういう内容? 【回答】 井門満明『クラウゼヴィッツ「戦争論」入門』(原書房,2010.7)は,クラウゼヴィッツ『戦争論』の内容を丹念に読み込み,要点を無駄なくまとめた名著. ナポレオン戦争中の戦史なんかは,巻末にまとめられているけど,ほとんど余計な言及なんかがないから,戦争論をきちんと読んでいこうとするにはいい本. ある種,戦争論を読まなくても,読み解かなくてはいけないポイントは,原文に沿って全部おさえている. 正統派の入門だから,マンガ入りの入門と違って,いつまでも古びなくていい本だと思う. 軍事板,2010/07/06(火) 青文字:加筆改修部分 【質問】 クラウゼヴィッツは主力決戦主義者なの? 【回答】 No. クラウゼヴィッツは「戦争に勝利するためには決戦をせねばならない」とは書いておりません. 戦争の勝利=敵国の交戦能力の消滅=敵国の戦闘力の消滅=敵野戦軍の撃滅といっているだけです. そして,敵野戦軍を完全に撃滅できなくても戦争に勝利する場合もある,と書いております. この記述は,戦争の勝利が敵国の戦闘力を叩くことをまったく考慮せずとも達成できる,という当時の一部の兵法に対する批判を含めているので,それをふまえる必要があります. つまり,戦争の勝利は敵国が交戦意欲を失えば得られるわけですが,たとえ敵国の首都や欲しい領土を奪取したとしても,敵国が停戦に応じず,そのうえ敵の戦闘力が保持されたままであれば,戦争が終わらない可能性がある,ということを指摘しているわけです. さらに敵野戦軍の撃滅には,主力同士の決戦が必ずしも必要でない場合があります. 要するに敵野戦軍が戦闘能力を喪失すればよいわけですから,敵の弱い部分を攻め,突破し,分断し,混乱させ,各個撃破する,という戦術が生まれることにもなります. つまり,敵野戦軍の撃滅を達成するために必要なのが敵戦闘力の無力化で,弱いところを攻める,というのはそのための手段,ということになります. ちなみに,クラウゼヴィッツは主力同士の決戦を主張した,と誤読したひとは多く,後のプロイセン参謀本部の一部にもそのような空気があったようです. 【質問】 ご多忙のところ恐縮ですが,質問させていただきます. 杉之尾宜生『戦略論体系1孫子』におきまして,クラウゼヴィッツは戦争の定義に関し, 「この定義はあくまでも観念上のもので,『現実の戦争』では,理論の上では取り除いた不純物がまといつき,すっかりその様相・形態を変貌させると述べてはいる. しかし,クラウゼヴィッツの後継者達は,彼の注意喚起を気づかずにか,あるいは無視してか,その後の軍事科学技術の驚異的な発展との相乗効果の上に,彼が述べた『概念の戦争』である『絶対的戦争』を,現実の世界に顕現させようと,ひたすらに努力したのであった」(p.194-195) とありますが,そのような「努力」は本当にあったのでしょうか? 消印所沢 in twitter,2012.2.22 【回答】 「努力」かどうかはわかりませんが,勘違いしていた面はあるかと. クラウゼヴィッツは2人おりまして,1827年以前の人格である「観念主義者」と,それ以降の人格である「現実主義者」です. それで,後継者たちが必死に習おうとしたのが,前者の「観念主義者」のクラウゼヴィッツのほうということは言えます. つまり「努力」していたというよりは,「戦争論」の複雑性をわからずに,勝手に解釈したというほうが正確かと. 奥山真司 in twitter,2012.2.23 https://twitter.com/#!/masatheman/status/172408473525567488 https://twitter.com/#!/masatheman/status/172410758389444608 横槍失礼. 政治に対する軍事の優越の主張. 攻勢主義. 兵力の空間的・時間的集中. とくに1つ目. 自分たちが好き勝手に行動するための「努力」はあったと思います. 山田洋行 in twitter, 2012.2.23 【質問】 『戦争論』は, 「クラウゼヴィッツによって全てがうまく行く!」 というような「ハウツー本」なのか? 【回答】 ブログ『地政学を英国で学ぶ』,2005-05-19-03:52付によれば,それは大きな間違いなのだという. なぜなら,クラウゼヴィッツ自身が『戦争論』をハウツー本として書いておらず,戦争を知らない人(?)に向けて,「戦争とはこういう性質のものだ」という説明を意図して書いたものなのだからだという. 同ブログによれば,「こうすれば勝てる」というハウツー本の典型的なものは,むしろジョミニのほうだとしている. 同ブログによれば,クラウゼヴィッツの主張は,3つに要約できるという. 1,戦争には政策的,機能的な目的(instrumental purpose)がある,ということ. 2,すべての戦争はエスカレートする傾向があること. 3,戦争には三つの要素(人民,軍隊,政府)がうまくかみ合わないと勝てない. また,この「戦争論」全体に貫かれているものには 1,歴史主義 2,ロマン主義 3,ドイツ観念論 4,戦争は科学で割り切れない.むしろアートである. 5,とにかく戦争には予測不可能な事態が起こる. 6,人間的な面を絶対に忘れてはならない. 7,絶対的な戦争(absolute war)というのはありえない=フィクション などの特徴があると指摘されている. 詳しくは同ブログを参照されたし. 【質問】 クラウゼヴィッツは,テロの起こる現代においてはすでに時代遅れになった考えなのでは? 【回答】 ブログ『地政学を英国で学』,2005-05-20-04:46付によれば,それはちょっと厄介な間違いなのだという. そのような主張をしている人に,マーティン・ヴァン・クレヴェルドというユダヤ系の戦略家や,ロンドン大学(LSE)の正教授,メアリー・カルドーがいるが,クラウゼヴィッツは戦争の性質というものを理論化していただけなのであって,結局どういう形であれ,「政治の継続としての暴力的な手段の行使」というのは変化しない,ということを説明しているのだという. また同ブログは,たしかに「戦争論」の第1章28節において,クラウゼヴィッツは三位一体を「国民」「軍隊」「政府」になぞらえるとは言っているのですが,実はこれは本来の三位一体の基本三要素ではなく,本当の基本三要素は「暴力行為」「偶然性」「知性」なのであると述べる. よって,「国民」「軍隊」「政府」というのは,実は「暴力行為」「偶然性」「知性」という基本三要素が発展した,いわゆる二次的なものであり,二次的な部分である「政府」という部分だけを取り上げて, 「ホラ見たことかいな,クラウゼヴィッツは国家間戦争だけを考えてる!間違っとるわいな!」 としているヴァン・クレヴェルドの指摘こそ,間違いなのだという. [quote] ちなみに冷戦後の世界ではクラウゼヴィッツの理論が時代遅れになったという批判が欧米の学界ではかなり噴出したのですが,どっこいテロの時代でもクラウゼヴィッツの理論は生きている,というのがうちの先生らの意見です. [/quote] ???「地政学を英国で学ぶ」,2005-05-08-06:13 【質問】 現代において『戦争論』の持つ意味なんて,シビリアン・コントロールの権威付けぐらいでは? 【回答】 それは古い解釈だね. クレフェルトとか,マーレーとか,ホーニヒの論文を読むと考えが変わるよ. たとえば,クレフェルトはクラウゼヴィッツの視点が,国家間戦争,合理性の中の営みに限定されているという点に注目して,非対称戦争の問題点をえぐり出すための土台にしている. マーレーなんかは,現代アメリカのテクノロジー優先を批判するため,クラウゼヴィッツの「摩擦」なんかをよく使っている. ホーニヒなんかは,まさに『戦争論』が政治のみに限定して,議論されてきた問題点を批判してるね. ハワードとかパレットなんかは,まさに政治に関する議論を過度に強調しすぎた嫌いがあったから. 出版から200年経っても,多角的な視野を提供してくれる文献として,今でも古典の位置を占めるのだから,表現についても議論されるのは別に不思議でもないんじゃない? 現代に至るまでの変遷を正しく認知していないと,今の現状を正しく理解はできないし,未来のことを正しく予測なんてできないよ. クラウゼヴィッツの全てがそのまま現代で通用しないのは当たり前の前提なんだから. 古いの一言で切り捨てられるなら,歴史なんて学ぶ必要はない. 過去を遠くまで見渡すことができれば,未来もより遠く見通せるやら,って誰か言ってたね. 若いならもっと視野を広く持たないと駄目だよ. 軍事板,2009/08/19(水) 青文字:加筆改修部分 【質問】 御三方とも,啓蒙の残滓でしかない『戦争論』についての議論なしに,無条件にありがたがってるっていうことには変わりないんじゃないの? 【回答】 本を読んでもらった方がいいと思う. 清水・石津『クラウゼヴィッツと「戦争論」』に該当の論文があるから,既にそういう段階を遙かに越えて議論が進んでいることが分かるはず. 現状進んでいるクラウゼヴィッツ・ルネサンスの方向性は,『戦争論』の卓越性は共通の前提としつつも,その成立過程,戦争の本質をめぐる議論,現状の戦争への適用の問題なんかが議論されているね. クレフェルトもまさにその立場, でもクレフェルトとのクラウゼヴィッツ批判は批判も多いし,そもそもナポレオン戦争以降の国民戦争を批判した文献に,21世紀の非対称戦争のことが書かれていないじゃないかと言ってもしょうがないんじゃないかと思うけどね. でも,『戦争論』は非対称戦争についても有意義な指摘を残しているし,クレフェルトの批判はその点を無視しているね. 軍事板,2009/08/20(木) 青文字:加筆改修部分 【質問】 クラウゼヴィッツは政治以外の視点を主張してたっけ? 【回答】 戦争の「三位一体」とか,「摩擦」とか,「重心」とか. 政治だけじゃないよ. 多角的な視野という意味では,「重心」も重要な視野ではあるよ. 軍事戦略の面においては今でもよく使われるね. ちなみにクラウゼヴィッツは,かなり広い社会的背景をも含めて議論しているから,文化や嫌悪(感情として認識)など,かなりいろいろな領域について触れている. もちろん時代的制約から,経済や兵站の分野に関する議論は少ないけど,ナポレオン戦争以降の国民戦争を分析する根本的な視点という意味では,いまでも一流の研究だよ. 軍事板,2009/08/20(木) 青文字:加筆改修部分 【質問】 「戦争論」を買って今後読もうと思っています. 絶対に読んでおくべき章(逆にあまり読む必要の無い章)があるなら,教えて頂きたいのですが・・・ 【回答】 我々軍ヲタであれば,序文から第3編まで読めば,結構なボリュームになるのではないかと. その中でも,序文の覚え書きと,第1編第1章は,戦争論全てを規範する文章であって,何度でも繰り返し読んだ方がよいのではないかと思います. 第4編以降に関しては,作戦・戦術に関する技術的な解説が多くなってきますので,本職でない限りは,そんなにリキ入れて読む必要は無いと思います. 何かのおりにでも,ちょこちょこ読んで,また第1編を読み返す,というようなペースで十分ではないかと. 海の人:軍事板,2001/12/11 青文字:加筆改修部分 海の人さんもおっしゃっていますが,第1〜3編は必読. あとは第8編でしょうか. そこまでいったら,あとは第4編を. 5〜7は後回しでもいいかと思います. ただし,クラウゼヴィッツは4〜7を前提として,1〜3編を理論づけていますので,最終的には目を通す必要はあるかもしれません. 軍事板,2001/12/11 青文字:加筆改修部分 【質問】 クラウゼヴィッツの戦争論を分かり易く解説した本てないですかね? 今まで岩波版レクラム版徳間の淡版大橋の解説柘植の解説!を読んだけれど,あまり理解できないんです. こんな俺は文書読解能力がないんでしょうか? 今,手元に中公文庫版があるけれど,これを読んで理解できなかったらと思うと,怖くて読めない. 【回答】 「戦争論」を分かりやすく,とのことですが,ハイデガー,カント,スピノザ,ドゥルーズなどを分かりやすく読むことが難しいのと同様,クラウゼヴィッツも,その重要な部分を落とさず解説すれば,分かり易くはならず,あまりにも簡単に説明すれば,重要な部分が削がれるというように思います. 結局,ゆっくり時間をかけ,戦史に親しみ,何度も読んでは自分の中でかみ砕くという作業が必要だと思います. 「戦争論」は,もともと一般の人向けに書かれたものではなく,ひらたく読んで,そく理解,というのは無理ではないかと思います. 生意気なことをいわせていただければ,それこそ読書の楽しみなのだと感じるところです. 私は岩波文庫版を20年前(中学時代)に購入し,それこそすり切れるまで読みましたが,最近中公文庫版を改めて読み直し,いまだ勉強中と感じています. ただ,わかりにくい部分は,掲示板などで質問すれば,詳しい方の,それぞれの解釈や解説を得ることはできるかもしれません. 軍事板,2002/02/05 青文字:加筆改修部分 【質問】 知り合いからの質問で 「クラゼヴィッツの『戦争論』が読みたいんだけど,原著は難解過ぎるから何か読みやすいのはないか?」 というものがあったんです. 軍事学への入門というより,とりあえず『戦争論』自体を読み解きたいということらしいです. 良い本があればお教え願えませんでしょうか. VF-22 in 「軍事板常見問題 mixi支隊」 【回答】 どうでしょうねえ. 以下のようなものがあることはあるのですが,当方は未読ゆえ,評価は控えます. 『図解クラウゼヴィッツ「戦争論」入門』 (是本信義著,中経出版,2006.10) 『クラウゼヴィッツの戦争論のことがマンガで3時間でマスターできる本』(杉之尾宜生著,明日香出版社,2003.2) ただ一般的に申しまして,分かり易いとか,すぐ分かるといった本は,要するに「ごく大雑把にはしょって書いてある」ということとほぼ同義ですので. それに当時のナポレオン戦役の知識があったほうがいいと思いますので,いきなり戦争論に行かずに,ナポレオン戦役の娯楽的な読本を読むという,ワン・クッションを置いたほうがいいかもしれません. それこそ 『ナポレオン 獅子の時代』(長谷川哲也著,少年画報社) でも, 『ナポレオンの生涯』(ロジェ・デュフレス著,白水社,2004.2) でも, 『ナポレオン秘話』(ジョルジュ・ルノートル著,白水社,1991.8) でも, 『勇将ジェラールの冒険』(コナン・ドイル著,創元推理文庫,1971) でも. 消印所沢 in 「軍事板常見問題 mixi支隊」 そう言えば,早川文庫に『ナポレオン戦争の勇者たち』シリーズ(海のホーンブロワーものみたいな感じの)がありましたけど,2冊で打ち止めなんですよねぇ. Italy戦役の後,Egyptに進出するところで終わりで,その後の美味しいとこは未だ出てないんですよねぇ. 再開してくれないかなぁ. 眠い人 gQikaJHtf2 in 「軍事板常見問題 mixi支隊」 >・図解クラウゼヴィッツ「戦争論」入門 (是本 信義/ 出版:中経出版) コレ持ってた.「2時間でわかる図解」シリーズ. 軍事学入門な内容で,クラウゼヴィッツや彼の生きた時代に関する記述は少なく,ワーテルロー会戦くらい. むしろ実例であげられたポエニ戦争・第二次世界大戦・日本の戦国時代の話がページも多く,面白かったです. CRACKER(・x・) in 「軍事板常見問題 mixi支隊」 ・クラウゼヴィッツの戦争論のことがマンガで3時間でマスターできる本 を自分で読んでみました. 大雑把な「戦争論」解説が十数ページ(半分は漫画). クラウゼヴィッツの人となりが十数ページ(半分は漫画). 残る半分以上のページが,ビジネスと軍事のかかわり,ビジネスにおける戦争論の応用……(半分は漫画). 要するにビジネス書でした. 「戦争論」の中身に関する突っ込んだ話は殆どありません. 初心者でしたら本書は読む意味がありません. ……と思いましたが,考えてみれば軍事のみに関心がある層より,ビジネスに関心がある層のほうが厚そうなので,商業的には「あり」なんでしょう.▲ 消印所沢 in 「軍事板常見問題 mixi支隊」 『クラウゼウィッツ兵法ナポレオンに勝った名参謀の戦略』(大橋武夫著,マネジメント社,1980.4) が割と使える. 自分が使ってる本. 内容は,文字ばかりで,ところどころに図がつく程度. 文章は硬いし,高校以上の教科書に似てる感じ.読書慣れしていないと,読むのはきついかも. しかし,中古が安く手に入るのと,前半部の戦争論からの名言抜粋と,実際の戦場を例にした解説が,面白いと思う. 値段のわりに使える. 極東の名無し三等兵 in 「軍事板常見問題 mixi支隊」 【関連リンク】 「Flying Spaghetti Monster」:戦争論のススメ 【質問】 クラウゼヴィッツは,「ナポレオン戦争で幾多の経験を積んで昇進を重ね,陸軍士官学校の校長まで務めた(林信吾著『戦争に強くなる本』 p,22) というのは本当ですか? 【回答】 ……それ,閑職なんですが. クラさんは,ナポレオンへの抵抗運動に参加するため,プロイセン軍を離脱してロシア軍に入ったんですが,プロイセンはロシアとも敵対していたため,帰国後に彼は非難され,プロイセン軍にはなかなか復帰できず,ロシア軍の連絡将校扱いされるわ,そういう閑職に回されるわという羽目に. ホホイの記述は,大きな誤解を招きかねません. クラウゼヴィッツについてですが,私は米国防省がやっている以下のサイトを参考にしております. http://www.clausewitz.com/CWZHOME/CWZSUMM/CWORKHOL.htm#AShortBiography この中で以下の箇所があります. ===== n the Russian service, Clausewitz was somewhat hobbled by his ignorance of the Russian language. He nonetheless participated in the drawn-out Russian retreat, fought in the slaughterhouse battle at Borodino, and witnessed the disastrous French retreat from Moscow, including the catastrophic crossing of the Beresina river. Slipping through the French lines, he played a key role in negotiating the "Convention of Tauroggen," which infuriated the King, brought about the defection of General H.D.L. Yorck von Wartenburg's Prussian corps from the French army, and eventually forced Prussia into the anti-French coalition. None of this won him any affection at court in Berlin, where he was referred to on at least one occasion as "Louse-witz."*14 Still, Prussia's change of sides led, after some delay, to his reinstatement as a colonel in the Prussian army. Clausewitz participated in many key events of the War of Liberation (1813-1814), but bad luck and the lingering resentment of the King prevented him from obtaining any significant command. He served instead as an aide to General August von Gneisenau, Field Marshal G.L. von Blucher's chief of staff 1813-1815 and one of the principal leaders of Prussia's military rebirth. He sometimes found himself in the thick of combat, as at Lutzen (Grossgorschen) in 1813, where he led several cavalry charges and was wounded. (Scharnhorst died of wounds received in the same battle.) During the campaign of 1815, Clausewitz served as chief of staff to Prussia's 3rd Corps commander, General J.A. von Thielmann. The corps fought at Ligny, successfully extricating itself from the Prussian defeat there. Then, outnumbered two to one, it played a crucial if often uncelebrated rear-guard action at Wavre. This action prevented Marshal Grouchy's detached forces from rejoining Napoleon at Waterloo.*15 In 1818, Clausewitz was promoted to general and became administrative head of the General War College in Berlin. Perhaps because of the conservative reaction in Prussia after 1819, during which many of the liberal reforms of the war years were weakened or rescinded, this position offered him little opportunity to try out his educational theories or to influence national policy. He had nothing to do with actual instruction at the school. Clausewitz therefore spent his abundant leisure time quietly, writing studies of various campaigns and preparing the theoretical work which eventually became On War. Clausewitz returned to active duty with the army in 1830, when he was appointed commander of a group of artillery brigades stationed in eastern Prussia. When revolutions in Paris and Poland seemed to presage a new general European war, he was appointed chief of staff to Field Marshal Gneisenau and the Army of Observation sent to the Polish border. ==== これから見ると,回答の中にある「帰国後,非難され,プロイセン軍にはなかなか復帰できずにロシア軍の連絡将校扱いされるわ,そういう閑職に回されるわという羽目に」というのはちょっと微妙ですね. 王様に嫌われていたことは確かですが. むしろここでハッキリしているのは,プロイセン軍の中の保守的な雰囲気があったために,改革派と見られていたクラウゼヴィッツは嫌われた,という国内的な事情ですよね. 同じような記述はピーター・パレの「戦争論」の英訳版の解説(p.19)の中にもありました. ということで,私が確認できるのは, 1,閑職だったことはおそらく本当 2,ロシアの連絡将校と見られていたかどうかは微妙 3,改革派と見られていたために嫌われていたというのは本当. コバケン by mail アレクサンドル1世は,見た目こそ玉葱頭の薄らハゲだが,人を見る目はあったかもしれんな. クトゥーゾフやバクラチオン,バルクライ・ドゥ・トーリーのみならず,一時はジョミニやクラウゼヴィッツも召し抱えてた. そこ行くとルイ14世って,人を見る目がなかったんだなあ. プリンツ・オイゲン(のちの神聖ローマ帝国随一の名将)を用いなかったんだから. プリンツ・オイゲンは見栄えが悪いうえに,同性愛疑惑もあるから,気持ちも分からないではないが. 395 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2009/04/21(火) 14:06:21 ID:??? アレクサンドル1世というと,どうしても長谷川哲也のあれしか思い浮かばない… あの髪型が,そこそこ史実に忠実だと知って驚いたもんだ. 396 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2009/04/21(火) 18:14:34 ID:??? なんの事だろうと思って,ググって見てびっくり. 軍事板,2009/04/21(火) 青文字:加筆改修部分 【質問】 『戦争論』の出版は奥様の仕事だったってホント? 【回答】 そうだったよな. と思いつつ序文を読み返すと, ?????? われわれの幸福な結婚生活を知り,また,どんなに私たちが,喜びや悲しみばかりでなく,日常生活のいかなる仕事も関心事も”すべて”共に分かち合ってきたかを知っている人は,私の愛する夫が私に知らせずにこの仕事を行えないことを知っています. ですから私以外には誰も,夫が著作に捧げた情熱と愛情,この著作につないだ希望,さらにこの著書の成立の過程や時期について証言することはできません. ?????? ・・・やっぱり良い夫婦だったようだ. クラウゼヴィッツ家と奥さんの家系とは,結構差があったらしい(奥さんの方が上) 奥さん(マリー本人)は気にしなかったようだが,そうはいかないのが当時の社会で・・・ そうこうしている間に,クラウゼヴィッツはフランスの捕虜になるわ,帰国してからは「ジャコバン (プロイセン社会の改革派)」として国王から嫌われるわ・・・ こういう難局を経て,ようやく結婚できた二人だ. 男から見ると「良く出来た嫁」だが,クラウゼヴィッツ本人としては,奥さんには頭が上がらないところが多かったんじゃなかろうか. 軍事板,2009/04/21(火) https://blogs.yahoo.co.jp/REDIRECT/matsui6520 https://ameblo.jp/matsui6520
2014年12月23日 (火) ロシアは中東動乱を駆使して欧米と一戦交える覚悟なのか F=Di'mora師のブログより、久々に興味深い記事を見つけました。 う〜む?英米情報ピラミッドは盛んに、もうロシアは終わりだ。プーチンは失脚寸前だ、アメリカの覇権は揺るがない・・・等々の論調を見かけますが、私は違うと思う。 大陸欧州も風前の灯だろうというのもおそらく間違いでしょう。表と裏では違って当然なのだと思う。 あとは中東におけるISの実態がどうなのか?もう終わりだと言う中東専門家もいれば、サウジ、ヨルダンに攻め込む体勢が整っているという情報もありで、本当のところはどうなのか?もう少し時間が経たないとわからなでしょうね。 ただし、このブログでも紹介したのですが、エレミヤ50:41〜46のいわゆるバビロン=プロフェシーは、解釈の間違いであったと今だからですけど考えます。確かにマリキ首相の首を挿げ替えるには成功しましたが、バグダッドを陥落させるほどの力はISにはないと私は見る。 そんな中でやはり中東ではイスラエル、イランが来年以降、主役になるような気がしますが、直近で言えばやはりロシアの動きでしょう。これに最大限、フォーカスするのが賢明かと。 と、前置きが長くなりましたが、本題へと。 Headline: Official: Russia plotting to start war on Israel Russia is preparing a contingency plan to prompt Hezbollah and possibly the regime of Syrian President Bashar al-Assad into a direct military conflict with Israel, according to a French official who has been apprised of the situation. The official, who spoke on condition of anonymity, said the contingency was meant to be used as a card against the West, particularly the U.S. and European Union, which has been engaged in efforts to isolate Moscow. This past week, the U.S. and E.U. adapted tighter sanctions on the Russian economy, including restrictions on investments in the Crimea, with emphasis on Russian Black Sea oil and gas exploration and tourism. The official said there is information Russia in recent weeks successfully shipped to Hezbollah a large convoy of Iskandar ballistic missiles and surface-to-air missiles. The missiles were received, despite Israel’s alleged airstrikes in Syria targeting Russian-shipped weapons earlier this month, the official said. The official said Russia has not made any decision about agitating a Hezbollah attack on Israel, but views a possible conflict in the Mideast as a card it can play in its confrontation with the West, particularly in Ukraine. Dec. 20, 2014 http://www.wnd.com/2014/12/official-russia-plotting-to-start-war-on-israel/ 要約するならば ロシアはイスラエルとの、ヒズボラとシリアに関する不測の事態(ここでは紛争)に対して備えをなしている。 それは、モスクワを兵糧攻めにしようとしている、欧米に対する切るべきカードを意味するわけだ。最近ではクリミアまでターゲットとしている。 今月、イスラエルはヒズボラ向けへの武器輸出を懸念してシリアの軍事施設を空爆したが、ロシアはそれより早く、ヒズボラへと通称「イスカンデル」地対空ミサイルの搬出を完了しているのだ。 まだロシアからヒズボラへ、イスラエルを攻撃せよとの指令は出ていないが、ウクライナを巡るロシアの欧米への確固たる挑戦の可能性を見ることは出来るだろう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ もし?この情報が本当であるならば、ロシアは中東経由という手段を用い、欧米との最終決戦も辞さない覚悟であると読めるでしょう。 詩篇83篇 エゼキエル書38章 における預言の成就が近いのかも?しれません。 これまたくどいほど、散々ブログで書いてきたのでここでは詳しい聖書預言的解釈は述べませんが、ロシアはイスラエルだけじゃなく、欧米とも対決すると解釈すべきです。 アメリカのユーチューバー=エバンジェリストは、決してアメリカがロシアと一戦交えることに関しては触れないか、うまく濁してますが。 たとえそうなったとしても、アメリカは歴史上もっともキリスト教が栄えた、イスラエル同様、神に祝福された世界最強の国家であるとの驕り?があるのかも?しれません。 これは事実であり、アメリカの文化、音楽、豊かさには私も憧れを感じますからね。ただし ??;、NY、ワシントンDCのエスタブリッシュメント連中が品行方正な紳士であるならばという条件付・・・ 私はロンドン=シティ及び英王室が大株主である株式会社アメリカ合衆国であると認識してますがね。 これは反キリスト登場へと続く伏線であり、世界はこれを持ってハルマゲドンと呼ぶかも知れませんが、これは終わりの始まりに過ぎないということを知っておくべきです。ハルマゲドンは再臨のキリスト率いる天の軍勢と、サタンに魂を売り渡した背信のNWOグローバリスト陣営とその背後にいる反キリスト、及び偽預言者、そのまた大奥にいるラスボスであるサタンとの最終決戦のことですので。 そしてその先にある、究極の希望、すなわちキリストの再臨・・・これを我々は最優先してフォーカスすべきなのです。 私のことを人類滅亡を待望する狂人と勘違いしている方が多々いるようですが、私が本当に言いたいのはその先にある、すべてに勝る究極の希望、再臨のメシヤのことなのですけどね ??;・・・・しかしながら、「産みの苦しみ」を語らないわけにはいかないから、書いているわけです。これは私が言っているのではなく、好むと好まざるとに関わらず、聖書に記してあることなのですから。 その予表は旧約聖書を読んでも、ノアの箱舟、ロトのソドム脱出、出エジプトからカナンの地への定住、ヘブライ王国の滅亡からバビロン捕囚〜エルサレム帰還、またローマ帝国によるユダヤ壊滅〜ディアスポラ〜イスラエル建国など、その他にも見出すことは出来ますので。 なお、それがいつか?という命題が残ってますが、そんなに遠い将来ではない、そのリスクが水平線上に時間を経るごとに段々と見えてきていると言うことです。 今言えることはここまで。 Jesus 2014年12月23日 (火) 黙示録、聖書預言