2020年10月05日

J・リチャード・ゴット『時間旅行者のための基礎知識』


J・リチャード・ゴット『時間旅行者のための基礎知識』
思ったより楽しい本だった。
時間と空間を移動する話から確率の話になるあたり、まぁ論理遊びと呼べなくはないが、
ただ、もう少し現実生活になじんだ例が、
著者の生活空間をちょっと離れて、あったなら面白かったのではないかな。翻訳者が言うほど軽妙なギャグは無かったと思うのは、アメリカンジョークはオヤジギャグより寒いのか。
時間と空間の伸縮は、音楽の演奏とスコアの関係に似てる。
脇に逸れると、ヒンデミットの「画家マチス」「ウェーバーの主題による交響的変容」「世界の調和」は、反ナチではあろうけど、伝統的原理を共有し、異なる時間を過ごしていようとも多様さを共存させてきたという訴えだろうか。あるいは、飛行機の翼を考えてみる。ゆがんだ時間を空間はどう吹き流れて行くだろうか。その時に、もし浮力が生じるとしたら、どんな働きをするだろうか。それが何か予想していなかった時間の急流を生み出すか、空間のねじれをつくり出すか。。。
2014.05.05.Mon
 | 読書メモ

 日々の妄言荘
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posted by datasea at 14:41| Comment(0) | V タイムトラベラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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