2020年03月13日

astrologia89: この先の未来図と占星術

astrologia89: この先の未来図と占星術
占星学の心理的・エネルギー的・構造的視点
この先の未来図と占星術
2020/02/06/12:41  
アストロロジー雑感 
面白い番組を見た。80年代に、その後くる未来社会のイメージ「ユビキタス社会」を提唱した坂村健さんの番組。『コンピューターの時代 坂村健の提唱するトロン構想』。マイコンを始めとしたコンピュータ時代が始まり、その後人間社会がどう変わっていくかを描いている。すべての人間・機械がつながり、そこで発信・創造される情報がコンピューターによって連結、社会がより便利になっていく―というもの。
30年以上前にイメージされた世界が、いまほとんど現実のものとなっている。私たちの活動の多くがパソコン上に統合され(何かを作る、創造する、表現する、伝える)、世界中の人と連結される(インターネット)。車・家電・さまざまな産業機械にもOSが組み込まれ、そこでの情報もコンピューター上に集約、そしてより便利な形で使用される。いま話題の「IoT」もその流れの一貫にすぎない。まさにユビキタスな社会。
■コンピューターの時代 坂村健の提唱するトロン構想
こういう来たるべき「未来イメージ」は誰もが知りたいことだ。この先私たちの世界はどうなっていくのか、そういう未来図を考えるのも決して無駄なことではない。
私がイメージしているのは、おそらく2つの方向性へ進んでいくのではないかということ。1つは仮想世界。もう1つは拡張現実。今までの流れを見ていると、人間の進化は「情報をより効率的に、便利に、速く作る」という方向性を求めて進んできた。文字が生まれ、本が作られ、絵を描き、楽器を作り、写真を撮り、電話ができ、郵便が生まれ、機械が作られ、車、電車、飛行機、コンピューター、インターネットが誕生する。これらはすべて人間活動(表現行為・創造行為・伝達行為・作業行為)をより効率的にするためのものと言える。
どんどん効率的に便利になったことで、私たちのできる活動範囲がより大きく広がった。それは人間の意識活動・体験活動の拡大と言える。これから起こるだろう変化とは、そういう意識活動・体験活動を、
@仮想世界においてできるようにすること
A現実世界に様々な情報を連結して、より多くのことができるよう、現実世界を拡張すること
の2つではないだろうか。
@というのは、私たちの活動する世界そのものを「新しく作ってしまおう」という方向性。アニメで異世界転生ものとかあるが、ああいう「ここの世界とは違う世界を作ってしまおう、そこで(仮想的に)現実体験をできるようにしてしまおう」というもの。そこで魔王になってもいいし、スライムになってもいい。今の現実世界では体験できないようなことを体験できるようにすること。ゲームなどで擬似的に行われているが、この方向性は「世界の創造」と言える。
Aというのは、今までの進化の延長だろう。より便利な道具・機械を作って、人間の活動可能性を拡大する。今までは外部にそういうものを作ってきたが、これからは内部(人体)にそういうものを作っていくだろう。ナノマシンを人体に入れて様々な生体情報を取るとか、生理的影響を与えるとか、チップを人体に埋め込むとか、ネットを神経系と接続するとか。あるいはiPS細胞で様々な人体部分を修復するとか。この方向性は「人間のロボット化」と言える。
@「世界の創造」にしても、A「人間のロボット化」にしても、形は違えど本質は一緒。それは「人間の意識体験の可能性・活動体験の可能性をより広げること」。
現実の世界では、私たち1人ひとりが体験できることには制約がある。一般庶民に生まれれば大金持ちの体験はできないし、日本人に生まれればアメリカ大統領になって権力を振るうこともできない。男性に生まれれば女性の体験はできないし、現代世界に生まれれば戦国時代の武将になることもできない。
「こういう体験がしてみたい、こういう人生を生きてみたい」。そういう願望を叶え、私たちのできる可能性を大きく広げるのが、これら@Aの方向性と言える(意識体験可能性、活動体験可能性)
結局、異世界にいこうが、大航海時代にいって冒険者になろうが、男性が女性に生まれ変わって子供を産もうが、人間そのものが行う活動(意識体験)の本質は変わらない。様々な喜怒哀楽を体験し、快楽を味わい、競争し、己を鍛え、頂点を極め、組織をまとめるトップになり、親として子を見守り、技能を磨き、金を稼ぎ、愛の喜びを知り、恨みで心をボロボロにし、新しい世界を探求し、真実を追い求め、神を探し、人とふれあう。そういった有史以来ずっと行ってきたことを、どの世界・どの環境・どの性別・どの人種になろうが、変わらず行いつづける。
「意識体験」という視点で捉えれば、姿・形・環境はどうでもよく、行う体験そのものに意味がある。人体に機械が埋め込まれるとか、脳にインターネットが接続されるとか、仮想世界に没入して戻ってこれなくなるとか、そういうイメージを想像すると怖がる人も多いだろうが、それは本質ではない。
私たち存在者とは「体験する者」のこと。その体験内容とは種々様々にある意識状態のこと。私たちの体験できる意識状態がこれからどんどん広がっていく―というのが来たるべき未来のイメージではないだろうか。
そこにおいて占星術の役割とは、本質である「意識体験の意味(種類)」を解釈するツールであること。
結局、人間活動の本質(種類)は変わらない。それはホロスコープにおける12の区分で表現できる。どんな姿になろうが、どんな地位になろうが、どんな時代で生きようが、そこで体験しようとしている意識活動は、どの星座の、どのハウスの、どの惑星アスペクトなのだろうか。それを自分はどうポジティブに、あるいはどうネガティブに扱うことができるのか。
具体的体験内容から、抽象としての精神的イメージを描き出す。その精神的イメージ(種類)こそが意識の本質であり、それを理解・解釈するのが占星術というツール。占星術の12の意識方向性というのは、本質を表す抽象性を持つがゆえに、いつの時代・環境においても不変。その不変性を扱い、伝えつづけるのが占星術の役割ではないだろうか。

占星学と心の探求
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posted by datasea at 20:02| Comment(0) | % 予言者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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