2019年11月23日

1世紀前に現れた幽霊飛行船

1世紀前に現れた幽霊飛行船
2009/5/15(金) 午後 6:08
異次元・亜空間 その他自然科学
1896年(明治26年)11月始めのある日のことだった。
カリフォルニア州のサンフランシスコの著名な弁護士ジョージ・コリンズの事務所に、突然1人の男が現れた。
40代後半と思われる男は黒人ではなかったが、見た目はかなり浅黒くて風変わりな東洋人を思わせた。
身長は170センチくらいで体重は60キロくらいと思われ、あまり大きくはない。
全体として「黒ずくめ」といった印象をコリンズは受けた。
だが、身だしなみや振る舞いは、この男がかなり裕福な暮らしをしていることを窺わせており、コリンズはすっかり男を信用してしまった。
名前を名乗らない黒い男は、コリンズも舌を巻くほど頭のキレと教養を見せつけながら「自分は驚くべき新型飛行船を開発した」と語り、アルミニュウム製の機体の推進機関は、圧縮空気で稼動するポンプであると語った。
現代の常識ならば、実際の飛行船が単なる圧縮空気で長時間飛行できる訳がなかったが、理工学の知識が無かったコリンズは、知性あふれる黒い男の説明に感銘を受けたのであった。
この男はコリンズに、飛行船に使われているテクノロジーに関する特許取得に協力して欲しい、と持ちかけて事務所を去っていったが、おりしもこの時期、ドイツ帝国では前月の10月にツェッペリン飛行船の開発計画が打ち出されていた。
だが実際にツェッペリン飛行船が初飛行するのは、4年後の1900年(明治33年)のことなのであった。
謎の「浅黒い東洋人」がコリンズの事務所を去ってから数日後、カリフォルニア州一帯で、空飛ぶ謎の飛行船が連日目撃されて大騒ぎとなった。
飛行物体の形は今で言うと、いわゆる飛行船の形状はしていたが、中には卵型や葉巻型の形をしたものや、羽がついていたり、車輪やプロペラのような形状をした装置がついており、1つとして同じ機体はなかったという。
謎の飛行船は、突然に出現したかと思うと、今で言えば…まるでUFOのように信じられないようなスピードで急加速と急停止や急上昇を繰り返し、超高速飛行で一瞬にして彼方まで飛び去ってしまうなど、当時のアメリカ人には奇跡のテクノロジーに映ったのである。
そして突然起こった飛行船騒動の中、コリンズ弁護士はマスコミ記者団を前に「自分はこの飛行船を造った男を知っている!」と自信満々に謎の飛行船についてコメントしたのであった。だが、その「浅黒い東洋人」がコリンズの前に現れることは2度と無かったのである。
謎の東洋人に興味を持った記者団が、この男を探し出そうとした所、奇妙な事実が明らかになった。男はコリンズと別れたあと、やはり有名な法律顧問であったウィリアム・ハートの前に現れていたことが判明したのだ。
謎の東洋人は、例の如くハートをすっかり信用させると、飛行船のテクノロジーについて語りだし「動力源はガスと電気である」と言っていたのである!後に事態を把握したコリンズとハートは茫然自失した。飛行船の飛行原理に関する男の2つの説明は全く食い違っていたのである。
だが、実際の飛行船は、カリフォルニア州のみならず、アメリカ各地で連日のように目撃され始めていた。
ウィスコンシン州で目撃された飛行船はなんと「手紙」まで落としていったが、回収された手紙には、
「飛行船がテネシー州の人気の無い工場で秘密裏に建造されているもので、蒸気機関で稼動する推進機関が用いられている」
と書かれていた。
その後も謎の幽霊飛行船は各地に現れて、度肝を抜くパフォーマンスを披露したが、この騒ぎは翌年の1897年になっても収束する気配は無かった。
飛行船騒動が世間を賑わしていた1897年4月21日の真夜中のことである。
アーカンソー州ハリスバーグに住むベンジャミン・ハリス前上院議員は、深夜の就寝中に不思議な音が聞こえてきて目を覚ました。
窓の外を見たハリス氏は目をむいた。
なんと!今話題の謎の飛行船が自宅敷地内に着陸しているではないか!
あわてて外に飛び出すと、2人の男と1人の女の「3人組」が、ハリス家の井戸水を勝手にくみ出して、せっせと飛行船に補給していた。
見た目は人間だが、浅黒くて黒い目の東洋人風の男は、腰まで届くような長い髭を生やしていた。
呆然とするハリス氏を前に、髭男はやけに饒舌に聞かれもしないことを喋り捲った。
髭男は「重力の問題を完全に解決したことで飛行船を完成させた」と自慢げに語り、次は火星へ飛行するつもりだとも語った。
やがて時間が来たのか、その3人組は飛行船に乗り込んで飛び去ろうとしたが、去りぎわに
「飛行船に搭載している最新兵器で、キューバに行ってスペイン軍を全滅させようと思っていたが、
計画を変えて政情不安のロシアに行きアルメニア人を救いだそうと思う」
と言い放ったのであった。
翌朝、ハリスは集まった人々や新聞の報道記者を前に、昨夜の出来事について興奮して語ったが、結局スペイン軍は全滅もしなければ、アルメニア人たちの運命も何一つ変わらなかったのであった。
ハリスバーグの街は、その後に起こった第1次世界大戦で、連合軍に捕らえれれたドイツ兵の捕虜収容施設がつくられたが、町の名にもなったハリスバーグの名士、ハリス前上院議員は、その後に登場したドイツ帝国の「本物ツッェペリン飛行船」をみて愕然としたに違いない。
そしてハリス氏と恩じく、謎の飛行船を目撃したことのある人々も、ツッェペリン飛行船のあまりの粗末な造りを見て絶句したのだった。
当時に各地で目撃された謎の飛行船は現代に目撃されるUFOと比べれば、見た目は少しボロかったが、その性能はUFOと同様でマッハ10クラスの超高速飛行をしたかと思えば、そのまま鋭角ターンなるなど、時間が止まったかのように遅いツッェペリン飛行などとは比べ物にならない性能を見せつけたのである。
1896年から1897年にかけて謎の飛行船は、連日のように各地に出現していたが、テレビ放送も無くマスメディアが発達していなかった当時のこと、この一連の事件の全体像を俯瞰して、その背後にある隠された「飛行船を操る連中」の企みに気がつく者はいなかったのである。
ハリス事件から2日後の4月23日、ハリスバーグから西に300キロ近く離れたテクサーカナの町に飛行船は出現した。
地元の判事、ローレンス・バーンの前に着陸した物体からは、「日本人!」と思われる3人の東洋人の男が現れて、ローレンスに推進機関についての話をした。
これがまたいいかげんな説明で、大きなタンクに圧縮空気を送り込んで浮上させているのだ、と言い放った。
幽霊飛行船の乗組員は、どうやら社会的地位を持っていたり、信用のある仕事に就いている者たちを狙い撃ちしているようだが、何故か科学者や専門家の前には現れていない。
科学的にみて非合理的な説明しか出来ないことは明らかで、これは乗組員たちが、3次元的な地球の物理法則とは無関係な「異次元の世界」からやってきていることを何よりも示していると思われる。
ハリス・ローレンス事件から更に1ヵ月後の5月に、3人組はまたしてもアーカンソー州に出現した。
現在ではアメリカ軍の軍事施設が町の隣に広がるフォートスミス町の郊外で、深夜の巡回をしていた保安官たちの前に現れている。
保安官たちの証言によると、謎の飛行船には男が2人と女が1人の3人組が乗っており、見た目は普通のアメリカ人ぽかったという。
どうやら髭は落としたらしい。
男2人は飛行船の傍らで、普通のバケツを使ってせっせと井戸水を汲み、女は普通の傘を持って突っ立っていたという。

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