2014年02月21日

予知情報:ジョン・ホーグの「2014年予言」

ジョン・ホーグの「2014年予言」
では最初のテーマに行く。メルマガで詳しく紹介したが、ジョン・ホーグはノストラダムスの研究者として著名な人物だ。だがホーグはそれにとどまらない。ユング派の深層心理学や占星術などを駆使して、社会の集合無意識の変化と動きを突き止め、歴史の深層の海流を読み取り未来を予想するという、ユニークな方法論を展開している。その意味でホーグは、「在野の哲学者」と呼ばれている。
2月1日に配信された「2014年予言」は244ページの電子ブックである。メルマガでは内容の詳細な要約を掲載しているが、ブログでははじめのページのごく一部を紹介する。以下である。
未来とはなにか?
「歴史は繰り返す」というが、これは同じ出来事が繰り返すことを意味するわけではない。科学やテクノロジーを発展させ、矛盾の少ない社会制度を立案する人間の理性の力の奥底には、動物的で荒々しく、まったく飼いなされていない集合無意識の感情的な力が荒れ狂っている。これは、過去から永遠に存在している人間の無意識の力だ。理性の岩盤がかち割られ、集合無意識の荒々しい力が外に噴出してくると、あらゆる個人の心はこの津波のような力に押し流されてしまう。それが起ると、歴史の流れは集合無意識にあらかじめプログラミングされた方向に動いて行く。過去、幾度となく行われた戦争、虐殺、破壊などは、このプログラミングのなせるわざだ。歴史の大きな変化は、集合無意識の噴出が決定的な役割を果たす。その意味で言えば、我々の「未来」とは、過去から永遠に続く「集合無意識」という「過去」の再現なのである。つまり、厳密な意味で歴史が繰り返すことはない。だが、「未来」を形成するのは集合的に受け継がれた「過去」にほかならないのだ。これが我々の「未来」である。「過去」こそ「未来」を生成するものなのだ。
1914年と2014年
では、いままさに集合無意識から現れようとしている我々の未来とは、どのような姿なのだろうか?そのヒントになるのは、2014年こそ第一次世界大戦が勃発した1914年の100周年であるという事実だ。第一次世界大戦は、それ以前のヨーロッパを中心とした世界秩序を完全に破壊した。1914年以前は、経済のグローバリゼーションと科学技術の急速な発展という、まさに理性の合理的な力がもたらした繁栄を享受していた。国際紛争は、大きな戦争にならないように、ヨーロッパ各国の王侯貴族が密接に結び合ったネットワークのなかで管理され、安定した国際秩序の維持に成功していた。それは、王侯貴族と特権階級である外交官が活躍する壮麗な世界であった。事実、ヨーロッパで戦争は43年間も起こっていなかった。これを180度変えたのものこそ、第一次世界大戦だった。第一次世界大戦は、周到に計画されて起こった戦争ではまったくない。理性の勝利によって、経済や政治を完全にコントロールしたと思い込んだ傲慢さの背後で、抑圧された暗く動物的な集合無意識の力がなんの前触れもなく突然と解除されてしまったのだ。集合無意識の力がもたらす破壊は壮絶なものだった。オスマントルコ帝国やオーストリー・ハンガリー帝国、そしてロシア帝国は完全に消滅し、ドイツ帝国は崩壊した。そして、それとともに、長い間ヨーロッパの国際秩序を管理していた王侯貴族の世界は、それを支えていた伝統的な階級社会とともに吹き飛んでしまった。第一次世界大戦前と後の世界では、ほとんどなんの共通点もないほどに変化してしまった。
2014年のいま、100年前と同じことが起きようとしているのだ。読者の方々は、自分の内面に、また社会の激しい動きのなかに、集合無意識が息を吹き返し、荒々しいエネルギーの発散をはじめたのを感じないだろうか?2014年のいま、まさに100年前の過程が再現されようとしている。
おそらく、第一次世界大戦の終結100周年にあたる2018年には、かつてと同様、世界の様相は相当に異なっているはずだ。
2014年に始まる根本的な変化
では我々の集合無意識は、100年前と同じように、世界大戦へと我々を追い込んでいるのだろうか?いや、そうではない。これから破壊されるのは、コントロールがつかないほど肥大化した金融システムと、それに過度に依存した現代の経済システムである。2014年から2018年にかけて、世界経済は1930年代の大恐慌を上回る不況に突入する。これが引き起こされる原因は、民衆の怒りというかたちをとる、激しい集合無意識の炸裂だ。過度なグローバリゼーションは、低賃金労働の導入で中間層を没落させ、地域の住宅街を中心とした共同体を消滅させた。多くの人々の生活は先が見えないほど不安定になり、これまでの慣れ親しんだ安定した生活世界は消え去ってしまった。グローバリゼーションはほんの一部の人々に莫大な富を残したものの、大部分の人々には極端な格差しか残さなかった。この恨みが、集合無意識の荒れ狂う力を解除させ、世界各地で激しい抗議運動に火を付ける。トルコ、ブラジルなどの新興国ではこうした抗議運動はすでに起っているが、新興国の経済の停滞が続くにしたがって一層激しいものとなろう。またアメリカでは、これまでにない激しい抗議運動が全米各地で起こるはずだ。
以上である。
ホーグは、2014年は第一次世界大戦がはじまった1914年とシンクロしており、2018年には現在の世界は大きく変化していると見ている。そして、集合無意識に蓄積されたエネルギーが向かう方向のひとつが、荒れ狂うナショナリズムであるとされている。注視すべきだろう。

ヤスの備忘録2.0 歴史と予知、哲学のあいだ
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