2012年05月22日

警告情報:リーマンショックの再来

Lehman-Type Megashock Looming
Martin D. Weiss Ph.D. | Monday, May 21, 2012 at 7:30 am

Money and Markets
http://www.moneyandmarkets.com/europe-melting-down-u-s-stalling-what-to-do-right-away-49623
http://beforeitsnews.com/story/1826/093/Plan_For_An_Economic_9_11



(要約)
警告情報:リーマンショックの再来
Martin D. Weiss博士 |
2012年5月21日月曜日
次の金融メガショックが迫っている。2008年におきたリーマンショック(the Lehman Brothers shock)より大きい金融ショックである可能性がある。市場麻痺がおき、主要国の銀行CD、商業手形、政府発行有価証券の取引も凍結させる可能性がある。リスクは、連邦国民抵当協会(Fannie Mae)、Washington Mutual、AIG、Merrill Lynch、Bank of America、Citigroupのそれ以上だ。
我々が今日直面している危機は、2008年のそれより大きい。その根拠は以下。:
1、2008年のリーマン崩壊の前は、グラついていたのは個人金融機関だけだった。しかし、今日、国全体がグラついている状況だ。小国ギリシャの危機にはじまり、それが旧超大国スペインの危機に飛び火した。それが世界最大の経済圏EUに飛び火し、今や、世界最大の金融資本ニューヨークに飛び火しようとしている。
2。2007年(2008年のリーマン崩壊の前の年)の会計年度、米国の財政赤字は1610億ドルだった。この時点で記録的な赤字だったが、赤字支出をしてまで市場を刺激するほどではなかった。国債市場でインフレがおきるほどではなかった。今日、米国の財政赤字は1兆3270億ドル。2007年のそれの8.2倍だ。この拡がる赤インクのしみはどうしようもない。悪い連鎖反応がおきている。
3、2008年、危険状態にあるメガバンクの多くは米国のメガバンクだった。米国最大のメガバンクは彼らのヨーロッパ最大のメガバンクより小さい。今日、JPMorgan Chase、Bank of Americaといった米国のメガバンクはいまだ危険状態だが、むしろもっと大きな危機にあるのは、Banco Santander、Barclays、Credit Agricole、Lloyds Bank、Royal Bank of Scotland、 Societe Generale、UniCredit SpAといったヨーロッパ最大手のメガバンク。ヨーロッパで弱体化している銀行は多い。これらの銀行の資産の合計は米国の民間銀行の総資産より多い。
4。2008年、米政府は債務危機脱出のために「奥の手」をまだ使っていなかった。この時点ではまだ「奥の手」が残っていた。市場刺激政策、緊急援助取引、厳粛処置。今日、ほとんど打つ手はないといった状況。明らかに失敗がみえている。
5。2008年、各国政府が打ちだす新しい政策に反対する一般の声はほとんどなかった。今日、何百万人の各国の国民が政策に反対している。フランス、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、イタリアとドイツでさえ反対している。
6。最も重要なポイント。2008年以前、中央銀行が行なっていた市場操作は、主に金利操作のみだった。しかし以後、連邦準備制度理事会、ECB、BOE、BOJの世界の4大中央銀行は、この伝統から外れて、紙幣の印刷に走った。
まだ確信出来ない?まだ時間があると思う?それなら、ここ数日におきたドラマをよく観察すればいい…
ギリシャ。
どの国も長期返済の借金をするために7%以上の金利を払う。現在、ギリシャ政府は、長期返済の借金をするためにその4倍の金利を払わなければならない。主要評価機関にdouble-Bかそれ以下と評価された国は、非常にリスキーだとみられる。ギリシャはtriple-Cに格下げされた。デフォルト危機の可能性があるとみられている。どんな銀行でも、出金額が預金額より1ドルでも少なければ危険な状態だ。1930年代初期の大恐慌時の米国の銀行のように、ギリシャの銀行は、取り付けに近い状況にある。財政危機の時、政府は政治的に行き詰まり、危機脱出の手を打てないものだ。ギリシャは無政府状態。暫定政府が国を管理している状態。政策転換どころではない。
次、スペイン。
スペインの経済規模はギリシャの5倍以上。失業率10%以上といえば、つまり大不況、不景気だ。昨年の第4四半期、スペインの失業率は22.9%だった。現在はそれよりもっと高いはず。銀行といえば、利用者の預金引き出しが続き、どの銀行も深刻な状況。政府の買収を期待するような状況。さらに深刻な事に、政府が買収しても、利用者の預金引き出しが止まらない。つまり利用者は国を当てにしていないという事。
以下、先週のAP通信のニュース。:
AP通信
「スペインの銀行Bankiaは経営難から1週間前に国営化された。木曜日、Bankiaが融資金の回収に急いでいるというニュースがあり、その後、預金者による預金引き出しが殺到。スペインでは、銀行、経済に対する信頼がぐらついている。」。
「さらに、評価機関Moody’sはスペインの銀行の信用格付けのランクを下げた。金融セクターはスペインの不動産市場の崩壊の被害をうけ、資金操りに苦しんでいる。」。
「スペイン政府が買収を発表した時からのBankia社の預金引き出し額の合計が10億ユーロ(12億7000万ドル)を超えたとEl Mundo紙が報道、その後、Bankia社の株価は27%の下げ。Bankia社はスペイン国内トップ4の貸手。」。
「スペイン政府が買収を発表した時からのBankiaから引き出された預金額は2012年の最初の3ヵ月に引き出された預金額の総計と同じ額。」。

local pc



Lehman-Type Megashock Looming
Martin D. Weiss Ph.D. | Monday, May 21, 2012 at 7:30 am

Money and Markets
http://www.moneyandmarkets.com/europe-melting-down-u-s-stalling-what-to-do-right-away-49623
http://beforeitsnews.com/story/1826/093/Plan_For_An_Economic_9_11



(要約)
警告情報:リーマンショックの再来
Martin D. Weiss博士 |
2012年5月21日月曜日
次の金融メガショックが迫っている。2008年におきたリーマンショック(the Lehman Brothers shock)より大きい金融ショックである可能性がある。市場麻痺がおき、主要国の銀行CD、商業手形、政府発行有価証券の取引も凍結させる可能性がある。リスクは、連邦国民抵当協会(Fannie Mae)、Washington Mutual、AIG、Merrill Lynch、Bank of America、Citigroupのそれ以上だ。
我々が今日直面している危機は、2008年のそれより大きい。その根拠は以下。:
1、2008年のリーマン崩壊の前は、グラついていたのは個人金融機関だけだった。しかし、今日、国全体がグラついている状況だ。小国ギリシャの危機にはじまり、それが旧超大国スペインの危機に飛び火した。それが世界最大の経済圏EUに飛び火し、今や、世界最大の金融資本ニューヨークに飛び火しようとしている。
2。2007年(2008年のリーマン崩壊の前の年)の会計年度、米国の財政赤字は1610億ドルだった。この時点で記録的な赤字だったが、赤字支出をしてまで市場を刺激するほどではなかった。国債市場でインフレがおきるほどではなかった。今日、米国の財政赤字は1兆3270億ドル。2007年のそれの8.2倍だ。この拡がる赤インクのしみはどうしようもない。悪い連鎖反応がおきている。
3、2008年、危険状態にあるメガバンクの多くは米国のメガバンクだった。米国最大のメガバンクは彼らのヨーロッパ最大のメガバンクより小さい。今日、JPMorgan Chase、Bank of Americaといった米国のメガバンクはいまだ危険状態だが、むしろもっと大きな危機にあるのは、Banco Santander、Barclays、Credit Agricole、Lloyds Bank、Royal Bank of Scotland、 Societe Generale、UniCredit SpAといったヨーロッパ最大手のメガバンク。ヨーロッパで弱体化している銀行は多い。これらの銀行の資産の合計は米国の民間銀行の総資産より多い。
4。2008年、米政府は債務危機脱出のために「奥の手」をまだ使っていなかった。この時点ではまだ「奥の手」が残っていた。市場刺激政策、緊急援助取引、厳粛処置。今日、ほとんど打つ手はないといった状況。明らかに失敗がみえている。
5。2008年、各国政府が打ちだす新しい政策に反対する一般の声はほとんどなかった。今日、何百万人の各国の国民が政策に反対している。フランス、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、イタリアとドイツでさえ反対している。
6。最も重要なポイント。2008年以前、中央銀行が行なっていた市場操作は、主に金利操作のみだった。しかし以後、連邦準備制度理事会、ECB、BOE、BOJの世界の4大中央銀行は、この伝統から外れて、紙幣の印刷に走った。
まだ確信出来ない?まだ時間があると思う?それなら、ここ数日におきたドラマをよく観察すればいい…
ギリシャ。
どの国も長期返済の借金をするために7%以上の金利を払う。現在、ギリシャ政府は、長期返済の借金をするためにその4倍の金利を払わなければならない。主要評価機関にdouble-Bかそれ以下と評価された国は、非常にリスキーだとみられる。ギリシャはtriple-Cに格下げされた。デフォルト危機の可能性があるとみられている。どんな銀行でも、出金額が預金額より1ドルでも少なければ危険な状態だ。1930年代初期の大恐慌時の米国の銀行のように、ギリシャの銀行は、取り付けに近い状況にある。財政危機の時、政府は政治的に行き詰まり、危機脱出の手を打てないものだ。ギリシャは無政府状態。暫定政府が国を管理している状態。政策転換どころではない。
次、スペイン。
スペインの経済規模はギリシャの5倍以上。失業率10%以上といえば、つまり大不況、不景気だ。昨年の第4四半期、スペインの失業率は22.9%だった。現在はそれよりもっと高いはず。銀行といえば、利用者の預金引き出しが続き、どの銀行も深刻な状況。政府の買収を期待するような状況。さらに深刻な事に、政府が買収しても、利用者の預金引き出しが止まらない。つまり利用者は国を当てにしていないという事。
以下、先週のAP通信のニュース。:
AP通信
「スペインの銀行Bankiaは経営難から1週間前に国営化された。木曜日、Bankiaが融資金の回収に急いでいるというニュースがあり、その後、預金者による預金引き出しが殺到。スペインでは、銀行、経済に対する信頼がぐらついている。」。
「さらに、評価機関Moody’sはスペインの銀行の信用格付けのランクを下げた。金融セクターはスペインの不動産市場の崩壊の被害をうけ、資金操りに苦しんでいる。」。
「スペイン政府が買収を発表した時からのBankia社の預金引き出し額の合計が10億ユーロ(12億7000万ドル)を超えたとEl Mundo紙が報道、その後、Bankia社の株価は27%の下げ。Bankia社はスペイン国内トップ4の貸手。」。
「スペイン政府が買収を発表した時からのBankiaから引き出された預金額は2012年の最初の3ヵ月に引き出された預金額の総計と同じ額。」。

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posted by datasea at 23:32| Comment(0) | $ 経済アナリスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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