文化放送/青山2丁目劇場
4月18日
〜
トキオ「喫茶『ルミエール(光)』って、高校時代にあった喫茶店で今はもう閉店してないはず、店長は病気で死んだはず、どうして店も店長もここにいるんですか?そうか、手抜き通りに足抜き通り、喫茶『ルミエール』、これは先輩が作った小説の世界じゃないですか!」。
先輩「そう。これは私がつくった世界。まもなく夕方になる。怪物ガガールがあらわれる、私はこの世界の作者。この光の街の作者。トキオ君、ここで一緒に暮らしましょう。現実社会なんて捨てて、ここでずっと暮らしましょう。」。
トキオ「光の街、たしかに素晴らしい街です、でもこれは多分現実の裏かえしの世界。先輩はつらい現実があったからこそ、この世界を作った。僕、現実の世界に帰らなきゃ。現実の世界にもどります。」。
先輩「アハハ、トキオ君、好きだったよ、なーんてね。」。
トキオ「先輩!」。
後輩「トキオ君!」。
トキオ「ここはどこだ?」。
後輩「トキオ君、階段で転んで気を失っていたんだよ。作家の折原マホロは1年前に自殺した作家だよ。マホロさん、悩んでたって。」。
トキオ「そういえば、先輩、自分にウソをついて生きていく事しかできないって言ってた。」。
local pc