2011年10月26日

欧州経済危機の原因は新興国株

Derivatives: The $600 Trillion Time Bomb That's Set to Explode - Money Morning
October 12, 2011
By Keith Fitz-Gerald, Chief Investment Strategist, Money Morning

Money Morning
http://moneymorning.com/2011/10/12/derivatives-the-600-trillion-time-bomb-thats-set-to-explode/







(要約)
欧州経済危機の原因は新興市場株
2011年10月12日
Keith Fitz-Gerald
全体的にみて、今、銀行はお金をあまり貸さない。欧州ではPIIGSと呼ばれる国が債務危機だ。理由は新興市場の6000億ドルという株の暴落のリスクがまだ去っていないからだろう。一方米国の銀行数行が新興市場株を 集中させている。Currency Comptrollerのレポートによると、2009年、米国では資産の80%が新興国株だった銀行が5行もあった。それが現在では資産の95.9%が米新興国株だという銀行が4行になった。4行とは、 JPモルガンチェース(JPMorgan Chase & Co.、NYSE: JPM)、シティグループ (Citigroup Inc.、NYSE: C)、バンクオブアメリカ(Bank of America Corp. 、NYSE: BAC) 、ゴールドマンサックス(Goldman Sachs Group Inc. 、NYSE: GS)である。
現在世界にある新興市場株の時価総額は約6000億ドル(約48兆円)ともいわれる。世界経済の下降の大きな原因のひとつがこの新興国株だろう。
その国の資産の時価総額とはその国がもつ資産の総額の時価額だ。なぜわざわざこういう表現をするかというと、オプションや新興市場株をはじめとする変動性の大きな資産と、お金など比較的変動性の小さい資産を分けて考える必要があるからだ。お金など比較的変動性の小さい資産は変動性の大きな資産の、時に5倍、 10倍、 30倍の価値になる場合もある。もっと言えば、取引の道具がお金のみになった場合などは100倍の価値になる場合もある。
経済誌The Economistによれば、現在の世界の総国民生産額(GDP)は大まかにみて年わずか650億ドル(約5兆2000億円)。現在世界にある新興市場株の時価総額6000億ドルのわずか10.83%だ。だから株など変動性の大きな資産の暴落や債務超過がおきても、実際とてもではないがまかなう事が出来ないのだ。
つまり何が問題か。この時価総額6000億ドル(約48兆円)の資産だ。現在欧州では通貨デフォルトスワップが危惧されている。そうなればこの時価総額6000億ドルの変動性資産はどうなるのかという事だ。数行の倒産が同時におきて新興国市場株が下がりだしたらどうなるのか。リーマンショック(the collapse of Lehman Brothers)の再来だろう。大手銀行はギリシャデフォルトがおきた場合、連鎖反応は避けられない事を知っている。だから何としても変動性資産をお金に換え金庫に収めたいのだ。
さらに私が危機だと思う理由は多くの銀行家たちがギリシャデフォルトの確率を低く見積もっている事だ。米国の銀行はギリシャに大量の貸付をしている。欧州の銀行や政府もギリシャに数1000億ドルの貸付をしている。これらの貸付金は返済の見こみがない。一方、Bank of International Settlementsはギリシャ、アイルランド、スペイン、イタリアの銀行に6050万ドルの貸付しかしていない。理由はこれらの国のデフォルト(破産)のリスクが大きいから。一方同銀行はドイツやフランスには27580億ドルもの貸付をしている。

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ラベル:欧州経済危機
posted by datasea at 15:18| Comment(0) | $ 経済アナリスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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