2010年11月29日

中国と19世紀のアメリカ



中国は19世紀のアメリカにどのくらい似ているか
中国に関しては2つの異なった極端な見方がなされている。
一つは、これからも中国は高成長を続け、近い将来世界経済を引っ張る最大の牽引役となるという見方だ。つまり、中国が21世紀の中心になるとする理解だ。
それに対し、中国は所得格差や民族問題による政治的な対立で国家は分裂し、経済成長も止まり、中国は社会的に停滞してしまうという見方だ。
この2つの見方はあまりに極端だ。おそらく、現実の中国を反映していないのではないかとわれわれは考える。
実は中国は61年前にやっと独立した非常に新しい国であると理解した方が分かりやすい。その意味では、あらゆる点で南北戦争以前の1850年くらいの若いアメリカとそっくりなのだ。
1850年代のアメリカは現在のアメリカとは大きく異なった国であった。やっと自給自足的な農業国の段階を抜け出し、工業国家として急成長を始た次期だ。
当時のイギリスは、「アメリカ製造業の奇跡」と称賛し、また当時のイギリスの大作家、チャールズ・ディケンズは、アメリカには著作権の考え方がまったくなく、自分の作品の違法コピーが堂々と販売されていると嘆いていた。
その後アメリカは、南北戦争の内戦など、さまざまな混乱と変化を経験し、現在のアメリカができたのだ。
ここで重要なことは、アメリカは歴史の混乱と激流を経るたびに強大になり、経済成長は加速したということだ。
現在の中国は、こうしたアメリカと非常によく似ている。中国はこれから激流の中で大きく変化し、これまでとは違った国として何度も生まれ変わる可能性が大きいのだ。そして、そうした変化を経ながら、中国は強大化して行くと見た方が妥当だ。
以上である。
今回はできるだけ大量の情報を紹介しようとしたため、少しとりとめのない内容になったかもしれない。
いずれにせよ、いまわれわれはコルマンインデックスの第8サイクルの最後の期間である「第7の日」にいる。もっとも変化が加速する期間になるはずだ。
その変化の一つの巨大な中心になるのは中国であろう。この国の動きは今後も注視して行くつもりだ。

ヤスの備忘録 歴史と予言のあいだ
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ラベル:中国
posted by datasea at 01:03| Comment(0) | V 歴史分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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